20250910
気は使わされるが、どいつもこいつも手前勝手に動きやがって。的な。
『サユリ』鑑賞。
評判だけ見ると後半の一連の展開について“何だあれは”というようなものも多くみられたが、原作通りなのにお前は何を言っているんだ。勝手な余談でああいう話じゃないと思い込んでたお前の無知を恥じこそすれ、不満として表明するのは僭越やろ。
とは言え、その一方で不満の多い作品ではある。
実写化するにあたって変えざるを得ない部分があるにせよ、取り込まれた家族の苦しみにおぞましさ成分が足りないし、何よりもババアの兇悪さが足りない。原作の持つ圧が再現されていれば前段で挙げたような無知蒙昧な感想は出なかったのかもしれない。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』鑑賞。
正直記憶が全くないので観返すにあたって、よくよく考えたら『DECEMBER SKY』は観ていなかった気もしたので。
で、観ていて最後の方は本当に記憶がない。あれ、俺、第3話以降も観てるよな…?
いや、観てはない筈はないんだけど。
とそんな感じなので勿論『サンダーボルト』自体に対して否定的なのではある。おそらく根本的に好きじゃないんだよな。
『ガンダム』に触れるにあたって最初はやっぱり“未来はどんな世界になっているんだろう”という期待感があって初めて楽しめるものだと思うんだけど、『サンダーボルト』はそういうもんじゃないので。
この作品に対して富野や、観てはないんだろうけど宮崎駿がどんな風に思うんだろうねって思うほどには、言わばまあ邪悪な作品だと思うのよね。
アクションはいいし、例えば『Ζ』のあのヒルダ・ビダンが入れられてたあのカプセルなんやねんとかそういう細かい部分にしれっと答えを出していたりで面白い部分も多いんやけどねー。