20250302

 『009 RE:CYBORG』鑑賞。押井守取りこぼし作品視聴の一環。『スターウォーズ』のどれかと公開時期が被っていたような記憶がある。
 
 観た人全員が抱きそうな感想を抱くことになった。何がしたいかようわからん…じゃないな、何がしたいかはわかるけど出来てないしそれ面白いと思ってるのか?的な。
 まあ当時としてはCGとアニメの融合として上手くやっている方ではあるけどね。まず脚本が駄目だわ。押井守の悪いところを煮締めたような話。衒学的とも違うよな。意外と小さい引き出しで誤魔化してたんだなっつうか。
 そんな程度の話な上に全部をセリフで片付けようとしてるから途中でハインリッヒ先生の講釈を聴くという謎の時間が流れるのよな。『パト2』みたいにまだそれをストーリーの展開だとか印象操作に用いるんならともかく、ホンマにただただ喋ってるだけやってビビった。
 
 ジェットとのあれこれも、そりゃ試さなあかんのんかもしれんけどそのせいで焼き殺されたドバイの人はええ迷惑よな。あれだけよく喋るハインリッヒおるんやから間に入ってもらってちゃんとコミュニケーション取れや。フランソワーズは完全に痴女やし。ブリテン影薄いしピュンマに至っては車運転して消えただけやんけ。
 
 もしかして神山健治って要素を足すことしか出来へん人なんちゃうやろか。
 たまたま要素盛りまくってなんぼの『攻殻機動隊』が当たっただけで、同じやり方で何もかもに臨んでる気がする。
 
 そして押井守は『セラフィム』と繋げたかったのか?
 まあ『ルパン三世』でも同じようなことやっとったけど。

 ついにあれ系のファイルの整理を完了した。

 『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第3話、鑑賞。

 よし、切ろう。
 
 井上敏樹脚本のあのまとまらなさが好きではないんだけど、井上亜樹子脚本にもそれが表れているんだと思う。親子だから似てるとかそういうのとは違って、親の作品の批判されがちなポイントに対して世間と同じように批判的な姿勢で臨んでいる人かって言うと経歴的にも違うだろうと。娘であり弟子みたいな人やんか。作品が結果そういうのとは違ったら誰か言ってくれ。後から観るから。
 仮面ライダーみたいに「全部観るか」ってなってる訳ではないので、過去戦隊のスーツが出て来るってだけではちょっと観る気しないわ。レジェンド作品ってのがジャンル化しちゃうくらいこすられてるので食傷気味。
 ただ、ディケイドとレジェンド出るならそこだけは観ざるを得ないか。

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