20210406

 レコーダを買ったのでテレビ消化が激しく捗る。という訳で、昔は観ていたけどすっかり観なくなっていた『NHKスペシャル』に手を出す。「緊迫ミャンマー」ということで現地映像と在日ミャンマー人の取材映像とでクーデターとデモ、恒常的な発砲に至る経緯をふんわりと描いている。それほど専門的な映像にはなっていないにせよテレビのドキュメンタリとしては作りもリッチで、見やすいし佳作と言えるんじゃないだろうか。これぞ『NHKスペシャル』よって感じ。テレビ番組で放映されるあらゆるニュースが最低でもこれくらいのクオリティであって欲しい。
 ただ、昔のロボットアニメじゃないんだから横暴な軍 vs 自由を求める無垢な民衆などという単純な構図であろう筈はないので、その辺をスルーしてお涙頂戴にしているのは前時代的というか片手落ちというか…。

 通称”エンジェル”と呼ばれている女子大生が射殺され、その葬儀で使用された霊柩車が中古で日本から輸出された宮型で驚いたり、在日ミャンマー人の方が軍のサーバにDDoS攻撃をおこなっている様が映ってたけど有効な可能性も無意味な可能性もあってモニョモニョするなどして観た。

 しかし、こういう政府と民衆の戦いを見ると、ある程度の武装を準備していくのは必要なのではないかという気になってくる。防災の観点から非常用持ち出しバッグを用意しておくのであれば次の段階としてNIJ-IVくらいの防弾装備を準備しておきたい。一人分30万円くらいあればいけそう。
 あと、腹腹時計的な知識とか。いざという時に民衆に武装権があるべきか否かという議論を、最も近しい国として米国を設定している国なのに議論すらしていないのはおかしいよねぇ。

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