第408回 「ポッドキャスト考の十七 第一次対ratさん戦」









第408回 平成26年3月27日 「ポッドキャスト考の十七 第一次対ratさん戦」 20分27秒



 さあまたもや『ポッドキャスト考』ですよ!


 ratさんから頂きました“あの”長文書き込みに呼応して、さもネットラジオ界を牽引している様な気になりましょう!!



 ratさんの熱いメールは続きを読んでね。



 今週の内容は…


  • 錯覚に陥らせるラジオ

  • 長文だ!

  • 反応とモチベーション

  • それとお金

  • 広まる様なコンテンツ



平成26年3月9日に収録






 そしてこちらがそのコメントです!!


Jusさんお久しぶりです
ALさんはじめまして


旅バイクを主催しておりますratと申します


ポッドキャスト考 作り手として大変楽しく拝聴いたしました


私もポットキャストについて思うところを投稿させていただきます




まずはじめに


ポッドキャストのマネタイズは大変重要なことだと感じますがそれ以上に重要なものがあると思います


それはリスナーの反応です


例えばフツオタとして頂くメールの数


オフイベントで来場してくださるリスナーの数


これらの反応はポッドキャストを続けるうえでモチベーションとなる一番のファクターだと感じます


正直最初からマネタイズ目的でポッドキャストを始めるという人よりも


「あのラジオを自分でやってみたい」「自分の知識を音声コンテンツにしたい!」


こう考えて始める人の方が圧倒的だと思います


そしてこれがある程度成立した段階でマネタイズも考える・・・


というかポッドキャストを運営する上でかかるお金はポッドキャストで回収しあわよくばちょっとしたお小遣いがほしい このレベルでしょうか?


「仕事を辞めてポッドキャスト一本で生活していきます」まだこのような人は聴いたことがありません


ですのでポッドキャストのすそ野(全体数)を増やすため(継続させるため)には配信に対するレスポンスが解る これが一番だと感じます


現状個人サーバーで運営している人はRSSや音声ファイルのDL数である程度予想できますが配信サービスを使用している人はどの程度RSS登録されているかなどの情報が解らないと思います


そういう意味において数年前にサービスが終了した


ポッドキャストジュースの仕組みは残念で仕方ありません


また現状唯一のポータルといっても過言ではないiTunesはランキングこそモチベーションにつながるもののその仕組みがブラックボックスな上に商業ベースが混じっていたりもう配信が終わっているコンテンツや海外のポッドキャストなど何が何だかわからない状態です


そこで今一番ポッドキャスト界に必要なものは配信者のモチベーションを維持できるような「ポータルサイト」ではないかと思います


(iTunesはappleが自前ででコンテンツを準備しましたのていでいてメンテナンスやサービスが悪い


 正直好きではありません

 ですが現状リスナー獲得への一番の近道はitunesという矛盾を感じます)




今求められていると考えるポータルサイトの特徴は


・メージャーレーベルの登録がない


・ランキングや登録者数などが一目瞭然である(配信者視点)


・RSS登録数や独自ポイントなど現状のリスナー数を知る数値を告知(配信者・リスナー視点)


・タグ付けなどによりサイト内検索で欲しいコンテンツにたどり着きやすい(リスナー視点)


・ポータルサイトが新しいおすすめポッドキャストを週替わりで推薦してくれる


・その推薦には自薦・多選問わず申請ができる




これにより配信者はランキングや登録者数、推薦を受けるなどの外部評価によりモチベーションを維持


リスナーは数多あるポッドキャストの中からある一定の水準を満たしたポッドキャストに出会える


アタリショックのようにコンテンツが膨化したとしても一定水準を推薦という形で抽出できる


これがポッドキャスト界のベースつくりとして重要だと感じます




あれ? これって以前のケロログをバージョンアップさせたようなもの?


個人に近い形での運営では難しいのでしょうがケロログさん如何でしょうか?




jusさんの仰るマネタイズ広告については・・・


番組に強制CMを入れるなど考えがあるかと思いますがアップしたファイルを改めてエンコードしなおす? 少し難しいうえに作り手としてあまり改変していただきたくないと考えます


そこで簡単 お手軽という意味ではRSS自動生成時に音声ファイルの更新とともに企業広告のPDFファイルが差し込まれる


番組登録者へはRSSの記述により強制的にPDFがDLされる


広告のDL数はサーバーでわかるので広告主への報告も容易である


RSSに差し込むだけなのでボット処理でもできそうな気がします


だれかこのようなサービスを構築し広告を引っ張れる人と既存有名ポッドキャストがタッグを組めばサービス運営会社の利益と少ないながらも配信者への利益分配ができるのではないでしょうか?




・ポッドキャスト業界の今後について


このようなポータルが整備されインフラが整ったとしても決してユーチューブやニコ生を超えるようなコンテンツとはならないと私は思っています


というのも30代以上にとって音声コンテンツは難なく入り込めるものでありむしろ視覚が必要な動画コンテンツを通勤通学に使うほうに違和感を感じますが10~20代にとって動画コンテンツやニコ生は逆に生活の一部です
多分この先もポッドキャストの需要は30代以降になるのではないでしょうか!?


そしてこの突破口は大別して2分される(と私は考える)ポッドキャストの一方にしかないと思います




私の考えるポッドキャストの大別を説明いたしますと


一つは90年代深夜放送のような若干のアングラ感を持ったコンテンツ


例えば桜川マキシムやさばラジオ、タイムマシン部など


メジャーラジオでは放送できないような それでいてどこかメジャーを意識した作りのコンテンツ


他方は専門分野に特化したラジオ


例えば私の主催する旅バイクなどバイクに特化 apple社、ガジェット、ゴルフ、釣り、アニメに特化など


メジャーではコンテンツにならない しかしニッチではあるが確実にニーズのあるコンテンツ


私はこの二つに大別されると考えます


そのうちポッドキャスト界を今後発展させる可能性があるのは後者であると考えています




旅バイクのリスナーさんとお会いする際「他のポッドキャストは何を聞いてますが?」


という質問をよくするのですが 一番多い回答は「旅バイクだけです」という返事です


このように何かに特化したポッドキャストというのは少数でニッチではありますが確実にニーズがあります


もし特化して尖ったコンテンツが増えればポッドキャストの知名度はより向上するのではないかと考えます


またフリートーク主体の前者ではどうしても配信者の技量が問われます


後者も同じように技量が問われますが好きなものを熱く語ることで共感を生みやすく私のように滑舌が悪くてもある一定のリスナー数が獲得できます!




最後に新しい試みとしてツイッターでポッドキャストを! とjusさんが仰っていましたが


私は「配信報告はフェイスブック、音声データ保管はドロップボックス、RSSは手書き?」によるフェイスブックを主体とした配信者が現れないかと考えていました


これですと広がりはフェイスブック上のSNSでシェアやイイネによって拡散またサイトへのイイネが付くことでリスナーの反応が得やすく解りやすい


なによりフェイスブックを通してのコミュニケーションはハードルが低く匿名性がない分、辛らつな意見も少ないと感じます


jusさんは放送内で「若いリスナー獲得」を標榜しておられましたがポッドキャスト界としてそれは重要な反面 いくつかの問題もあるかと思います


具体的に言いますと以前桜川マキシム様で旅バイクを取り上げていただいた以降旅バイクでは若い人へのアプローチをいくつか試みました


すると・・・ 若い人からの高いレスポンスとともに辛らつなメールが増えるという反作用が大きくあらわれました


若い人の勢いは十分感じたのですが私のメンタル面がやられかねません!


(放送での言い間違い、喋り方や滑舌、自分の欲しい情報をクレームという形で要望など)


(ニコ生や2chのノリでメールが来るようになり少々困惑しました)


ということで最近は若いリスナー獲得を前面には出していません


やっぱり音声媒体とオッサンは相性がいいのかも!?




駄文長文申し訳ありません


もしまた放送内でポッドキャスト考をなさるときには一部でもかいつまんでいただければ幸いです


楽しい放送 また「毎週の定期配信」頭が下がる思いです




旅バイク 主催rat

コメント

  1. とっしゃん より:

    あいかわらず、お金の話は分からないのですが、桜川マキシムの場合は、時事ネタを増やしていけば良いのではないかと、思いました。
    あんなニュースやこんなニュースについて、お二人がどんな意見を持っているか系ですね。
    ずっと以前にあった、フィリピンの市長が私兵集団を持っている話、みたいな「そんなん知らんかった」といったニュースとか・・・。
    まあ、僕は今のままでもぜんぜんいいんですけどね(笑)
    最近、ちょくちょく聴かせてもらっているところだと、ラジオ食堂さんは深夜放送的前者、ベアアタックさんはニッチ系後者になるんでしょうか。
    しかし、双方とも、食に興味のない人はいないし、オカルト系の話に興味を持っている人はたくさんいるでしょう。一本芯を通してあるけど、振れ幅も広いという意味で、結果的にうまいところをついてきているコンテンツだと思いました。

  2. JUS より:

    >とっしゃんさん
     レスが遅くて申し訳ございません。
     時事ネタは本当に増やしたいんですよね~。
     それだけで生活が成り立つんであれば、午前中に収録した2時間の音声を編集して夜にアップ、みたいな帯番組的な事をやり続けたいなぁと思うくらいですw
     ダヴァオ死ね死ね団の話みたいなのはネタ集めが大変ですがw
     ラジオ食堂さんは分類が難しいですね。
     放送内容としては後者に持って行けない訳でもないので、その辺がまた上手いところなのではないでしょうか。
     ベアアタックさんはバリバリの後者ですがw。あと、迂闊に「オカルト」って言っちゃうと訂正されちゃうと思いますw

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