第430回 「ジジネタの七十八 アラー大変(後編)」









第430回 平成27年1月26日 「ジジネタの七十八 アラー大変(後編)」 32分45秒



 緊急収録の続き!



 本当はもっと早く御届けしたかったんですが、一日の自由時間が4時間半しかない生活(睡眠時間含む)で中々編集が進みませんでした。すみません。



 てな訳で、今回はがっつり宗教談義だ!!


 『汗ビ』は明日!



 今週の内容は…


  • みんなダダ漏れ

  • めんどくさい人、起動

  • 漸進的

  • 疑え!

  • おんも



平成27年1月18日に収録

コメント

  1. ちん より:

    デルタさん、今回もすごいですね。破綻無し。JUSっちをあそこまでひきだせたのは、デルタさんのレベルの高さですね。さすがです。
    フランスでの件は、何度もご紹介しておりますが、アンナ・ハーレントの著書「全体主義の起源」「暴力について」「革命について」が参考になりました。
    マスコミがシビリアンコントロールの先鋒であることはおっしゃる通りで、我々がどのようなコンセンサスを構成しているかどうかを具現化し、確かめる役割もあります。
    フランスの件が、マスコミが機能していないのではなく、民衆のレベルが低いか、複雑になった現代社会に民衆がついていけてないか、もしくは退行してしまったか。そんなところだと思います。
    時代は揺れながらすすんで行くものでありましょうから、今は保守に傾いており、それが危険であると感じる事が大事であります。
    やっぱり経済かな。先日テレビで、チンパンジーとボノボの生態の違いを紹介していました。
    食料と繁殖行為だそうです。人間はどこまで動物で、どこから人間であるのか、考えろよ、フランス人であります。
    フランス人達はその底意地の悪さでようやく神を殺して現代を迎えたのでありますので、その彼等のプライドにかけて、フランスに住みたいなら神を殺せと言いたいのでありましょう。
    この件の扱いは、卑小にするか、大げさにするかは、当事者もしくは傍観者の知性レベルにまかせようと思います。答えが出ない。
    ただ、破壊することでしか再生できないというのは、もう古いですね。なんか2周くらい遅れてそう。フランス革命もその後ギロチンで血の雨を降らし、方々で暴挙の限りをつくして結局元の体制に戻らされたんだから、失敗でしたと反省する謙虚さも必要だよね。
    宗教については、確かに社会をまとめるという役割をもう終えているのかもしれませんね。
    日本における「宗教と文化」については、歌人で万葉集の研究をされている佐佐木幸綱氏の短いコラムが、最近の目からウロコかな。ご興味ありましたらご参考下さい。
    http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/32_manyoushu/guestcolumn.html
    そう言えば、飛鳥時代にはアニミズム対仏教の戦争もあったなぁと思ったり。
    普段あまり宗教を意識していないので、政教分離が重要であるというのを改めて考えさせられました。
    ということで、お二人に降参の神回でありました。

  2. とっしゃん より:

    うんうん、今回はなかなか聞きごたえがありましたね。
    合理的か効率的かの辺りは、セパタクローのような打ち合いでした。
    フランスのニュースを見た時の、僕の正直な気持ちは、あの程度でセンスがあると考えているなら、フランス人もフランス人だが、あれで怒るほうも怒るほう、だったのです。
    で、どうしても、銃を持って殺傷してしまったほうに、恐怖に近い感情を抱いてしまう、それこそ異文化だからと、狂気に思ってしまうのは、ある程度は致し方ないと思ってしまいます。
    この恐怖心がぬぐえないのが、少なくとも僕という人間の現状で、世間様もたいていそうなんだろうなと思うしだいでございます。
    理屈ではイスラム教徒だって色々だよ、と思っていても、存在自体がまだ遠くて、個別に見られない、という感じでしょうか。
    どこで融和が図れるのか。
    何百年どころか何千年も、かかるのではないでしょうか。

  3. Delta Blues より:

    ちんさん、とっしゃんさん、ありがとうございます。
    リスナーの皆さんのご期待に応える内容になっていますでしょうか?
    さて、今回の収録に際しては、私も一つテーマを設定して臨みました。
    それがリスナーの皆さんに届いていれば、嬉しく思います。
    今回の鍵は、宗教を、
    academismの視点、視野から捉えるJISさん
    に対して、
    functionalismの視点、視野から捉えるDB
    という構図です。
    それにより、複数の視点、視野、視座から立体的に宗教が浮かび上がり、
    皆さんが言及されるような議論になりました。
    私自身も、収録自体が楽しく、久しぶりにワクワクしました。
    それを上手にJUSさんが編集して、纏めてくれました。
    今後も年に1回くらいは、こんな回になるよう、今後も頑張ります。
    db 拝

  4. ちん より:

    デルタさん ありがとうございます。
    最近文系の性懲りのなさにうんざりしていたのですが、理系は残念ながら知能指数で螺旋を描いているので、幅と広がりが無い分、どこまで積み上げられるかで勝負しているため、瞬時で勝負が決まる。その分残酷。だからバカとも言える。
    双方が上手くかみ合った場合の絵図を創造しましたら、やはりボノボかな、とか思いました。
    現在において、アニミズムは機能するのではないでしょうか。
    紛争疲れです。

  5. JUS より:

    >ちんさん
     大暴走。少し恥ずかしがりながらの編集でした。
     ハンナ・アーレントは結局 チラ見しかしていない僕です。実は最近のガンダムの文脈に取り入れられていたりするので、その意味でも読まないといけないんですけどねw
     フランスについては…もう少し「みんなが同じ方向向いてるって事は間違えているな」っていうタイプの人間が多いかとも思っていたんですけどね。
     そもそも、フランス人が同じ方向向いてるって事は間違えているんだって気もします。
     結局、対外的な保守指向って、経済的な不満なんですよね。特にユーロ絡みで他国に足を引っ張られている感とかがフランスの世論に影響してるんだろうなぁと思います。ボノボなみにセックスで解決するって訳にもいかないんでしょうね。ラテン系のくせにw
     今回の事でつらいなぁと思ったのはクルド系の方々。
     こういう事でもない限り自主独立の道を図れないってのはそれは不幸だろうなぁと思ったりしてます。思うだけで何もできないんですけどね。
     政教分離については…アメリカにおられる方が気になっちゃうものなのかなと勝手に思ったりしてました。
     その辺はまたネタに喋りたいですねー。
    >とっしゃんさん
     セパタクローの打ち合い!
     判る様でいて判りません!!w
     「あれで怒るほうも怒るほう」というのは、おそらくは多くのムスリムも思ってる事だとは思います。「ムカつくけどね」くらいじゃないでしょうか。
     勿論、銃を持って殺傷してしまうという事への恐怖については同じなんですけど…、それを言うとアメリカとか…。
     融和については、結局のところ僕は宗教って不幸への回答だと思ってます。
     結局、富がいつ頃 行き渡るのか、だと考えてたりします。ええ。

  6. ちん より:

    基本的にアメリカは政教分離できてると思う。だからあまり感じないのだと思う。それに東洋人にとってキリスト教はクリスマスのおまけみたいなものだし。それよりも霊柩車を見たら親指かくさないといけないと思っている。
    コーチングは人の弱みを聞いて、いい加減なアドバイスをして、人を誘導もしくは支配しようとするので、本気でこわい。
    駐の妻は基本お金と暇があるので、ローカルの人にとってはいいカモなのだ。
    そこにエロを感じるか、金をかんじるか、支配を感じるかはがんばってw
    日本人で性善説を問う人がいて、久しぶりに感動した。
    歌人の斉藤斉藤。この人の短歌が問題が多くていい。
    短歌の世界って、こんなに純粋なのだとおどろいた。きょうみあったら。
    こういう正義、性善説を問う、試金石のようなものが文学にまだ残っているのは、また若い人がそれを試しているのが、鬱陶しいけど希望。

  7. ちん より:

    そうそう、指摘されてきがついた。
    嘘の内容は、私が嫌だなと思っているものだわw 単身赴任の夫の浮気もそうだし、子供の不登校もだし、なによりもファミレスの深夜アルバイトはきついなー。大学の深夜の掃除アルバイトの方がまだ幸せだ。
    今、名古屋の斧殺人のニュースとピケティの経済本の話題をTVで見て、おいおいと思ったり、うーんと思ったり。
    格差社会を、なぜ殺人をしてはいけないのかと同じレベルで考えられるように、どじょじゃすっち、解説してくらはい。

  8. db より:

    格差社会については、まず、日本人の多くが誤解してますが、
    格差自体には問題がありません。
    ピケティも、格差の存在自体は問題にしていません。
    問題は、制度設計と格差がセットオフになるかどうかです。
    日本人的発想で、[格差=悪]では、行き着く先、社会主義か共産主義ですからね。
    どうセットオフするかは、欧州と米国でも事なるので、正解はありませんね。
    日本的制度設計があっても良いのfではないでしょうか。
    と言う訳で、後はJUSさんに丸投げ〜〜〜
    或いは、次回のネタですね。

  9. ちん より:

    宜しくお願いします。ぺこり

  10. JUS より:

    >ちんさん
     多分、アメリカの政教分離についてはアメリカに住んでいない人間からすると「嘘っ!マジで!!」な御意見だと思います。
     おそらくは、聖書に片手を置いての宣誓と、クリスチャンのアピール強めなのと、アメリカ特有の啓蒙主義から臭うキリスト教っぽさ辺りに原因があるのかも…。
     そういった部分での印象と、アメリカでの市民生活においての話とが乖離してるのかもしれませんね。
     嘘の内容は…でしょ?w
     こういうのが上手いことやれる人間だとコーチングで金儲けとかできるんでしょうね。クレバーじゃない人間で良かったです、僕w
     斉藤斉藤さんは、いいですね。何だかすんなり読めました。
     産まれて初めて自由律とかもいいかもと思えました。ちょっと興味津々です。
     ピケティは…どうなんでしょうね。
     彼を語る前にちゃんと資本論も読みたいなぁと思っている今日この頃です。
     あーでも、それを読んだうえでル・キャピタルも読むのかー。大ネタやなぁw

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