第504回 「さくらがわまにあっくすの八十五 とにもかくにも『シン・ゴジラ』を語らおう」




第504回 平成28年8月11日 「さくらがわまにあっくすの八十五 とにもかくにも『シン・ゴジラ』を語らおう」 1時間36分25秒



 やってきたぞ『シン・ゴジラ』ラジオ!



 今回はタケヤリさんとこの作品を語って語って語りまくります。



 まずは聞け!


 そして観ろ!



 今週の内容は…


  • まずはネタバレなしで

  • そしてネタバレ全開で



平成28年8月3日に収録

コメント

  1. keizo より:

    怪獣映画は観ない・・予定だったのですが、世間での盛り上がりを見て、これは観た方がいいと思ったので数日前に近所の映画館で観てきました。(※以下ネタバレを含みます)
    特撮は良かったですね。単純に怪獣の描き方だけではなくて、兵器運用の見せ方とか、鉄道や作業車を使うアイデアが面白くて、演出次第では予算が10倍のアメリカ版に見劣りしない映像が作れるんだなと素直に感心しました。最後の作戦についてだけは、「ゴジラよ、口を閉じるか放水車が届かない高さまで頭を持ち上げろ!」と思いましたが。
    会議については、良く言えば情報量が多いですが、ぶっちゃけ説明台詞をまくし立てているだけなので、繰り返し観たいとは思わないかなあ・・
    あとは実存兵器にこだわる割には凝固剤開発のくだりがファンタジーだったり、何百万人もいる一般の被災者の目線がほぼ無視されていたりと、バランスがおかしい部分はあると思います。
    ところでここ数年庵野作品について気になっていることがあって、エヴァと他作品とのクロスオーバーが目立ちますね。
    巨神兵=使徒であるかのような描写(巨神兵東京に現る)
    ・「シン」エヴァと「シン」ゴジラのタイトルの符合
    ゴジラの進化形態=巨神兵であるかのような描写(シン・ゴジラ)
    このままだとエヴァ・ゴジラ・巨神兵が連作(あるいはループ)のようになっていき、エヴァンゲリオンという作品単独での完結は、いよいよ望み薄になってきたかなと個人的には思っています。(パトレイバーも控えているとなるとなおさら)
    「シン・ゴジラ」という作品は私も面白いと思いましたが、前回の汗ビで送水さんが言われた「また世の中は庵野を誉めるわけ?」は、実はエヴァファンにとっては重要な問いかけなのかもしれません。

  2. ダイヤモンドキック より:

    自分はこの2人でダメならゴジラの再起は無理と思っていましたが、ここまで一般層を巻き込んだヒットを生むとは思いませんでした。シンゴジラは相当グロいデザインなのに、劇場グッズも軒並み完売、プレ値が付いていたりしてビックリです。
    映画本編は私も大満足で、誰にもおすすめできる数少ない、必ず観ておかなくてはならないゴジラ映画の一本になりました。
    ただ、モノラルの伊福部昭節は昭和ファンでも若干違和感ありました。完コピして海外で再録したものがサントラに入っているそうですが、それをもボツにしてオリジナルを使う辺り、監督の執念を感じます。個人的には全編鷺巣音楽でも良かったと思います。

  3. JUS より:

    >keizoさん
     でしょー。よっかたでしょー。
     アイデア次第でというのは映画における本来の戦い方、という感じがあって。センスオブワンダーがありますよねー。
     突っ込まれてる部分については僕も思いました。口をイヤイヤするだけで全然違うのにー、という。
     ただまあ、あれについては手持ちの技術でどうにかしちゃうというそれこそヤシマ作戦的なものと同じで総力戦的で燃えましたねー。
     会議については、聞きこぼしている人は「もう一回観なきゃ!」ってなってるんだと思います。
     バランスについてはおかしいのは確かで。むしろ、同じ筋でスピンアウト的に他の人の目線のやつとかやってくれてもいいのよ、なんて思ったりします。
     クロスオーバーについては、仕方ないんでしょうね。
     多分、手元にあるアイデアを目の前の作品にぶっこんでるんでしょう。
     なので、出来上がったとしてもシン劇場版は当初の予定とはまた違う話になっちゃうんでしょうね。大変だー。
    >ダイヤモンドキックさん
     お、期待されてた口ですね。なんだかおめでとうございます。
     グッズ、今見に行った人が「ゴミしか残ってねえ」と御憤慨だとかw
     御指摘の点についてはホント賛否両論ですよねー。僕は「あれでもいいんじゃない」程度なので、そこはそれブルーレイに色々とバージョン違いを入れてくれればより楽しめるかなぁ、と思っておりますw

  4. JUS より:

     あ、ネタバレ箇所、白文字にしております。
     勝手でスミマセン。

  5. タケヤリ より:

    久しぶりにコメント書きに来ましたタケヤリですよw
    >keizoさん
    怪獣モノに馴染みがない人達まで映画館に足を運ばせる本作が持つパワーは確かにすごいものがありますね。
    今回は作品全体としてしっかりと「段取り」が意識されていたように感じます。軍事の展開、政治プロセス、そしてゴジラ。
    まぁ被災者目線に関しては、過去作品でもいきなり都市に出現した怪獣に逃げまどう人々の描写程度だったんで、しっかりとヘリコプター乗せたり艦船で避難させている今回は上々ではないかと。
    そうするとギャレス・エドワーズ(エヴァンスじゃないよw)版ゴジラ2014がいちばん逃げまどう人々を扱っている気がしますね。橋の上に一般人がいるのにビビってイージス艦からミサイル打っちゃうお茶目さありますがw
    送水さんに関しては、先週のさばラジオでヨマヨイさんがあの熱量で語っているにも関わらず送水さん「見てない」って天邪鬼すぎやしないかと思った次第です。
    >ダイヤモンドキックさん
    やはりステレオ以上の多チャンネルに慣れた現代人ではモノラール音声に違和感はしょうがないんでしょうね。今作の音楽製作における狂った状況はサントラCDのブックレットを是非ご覧くださいw
    確かに全編鷺巣(よく鷲巣と間違えられてる)音楽でも良かったんでしょうがその場合明らかに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」臭が強い音楽になるでしょうね。実際、エヴァQから1曲入ってましたし。

  6. タケヤリ より:

    重ねてのコメント失礼します。
    今回全く取り上げられなかったエンペラー、決戦場所をTKステーションにしたのは「かつてのゴジラは皇居を迂回する」ことへのオマージュなんでしょうね。イイと思います。

  7. 関大佐 より:

    海の人の活躍については自分も少し不満であります。
    まず、あんなゴツゴツの肌でいくつもの背びれがある巨大な生物が海中で動き回れば、相当なキャビテーションノイズを発生させるので、世界最高の哨戒能力を持つ海自が探知できないはずがありません。少なくとも熱海襲撃を許したとしても、その後海に帰る時にはP-3Cによるソノブイ投下祭りになるはずです。
    ただ、あのゴジラの地上での無敵振りを見る限り、たとえ探知できたとしても魚雷は爆雷では効かないでしょう。ゴジラは海底の核廃棄物を食ったと言われてますが、ならば実際にその海底まで潜れる能力があるわけだから、1000m以下まで潜られれば、いかに海自自慢の潜水艦でも追えません。
    しかし探知できていれば、上陸地点も予測でき、海岸線に護衛艦や陸自の対舟艇ミサイルを配備するはずですが、そんなこともなくあっさり上陸を許します。日本の防衛力はいかに敵兵力の上陸を許さないかがカギなのにこれではいけません。
    考えられることは、海自の兵力はかなり壊滅的打撃を受けたのかと思われます。そういう海自のやられっぷりも描いて欲しかったですが。時間の関係なのか、海自から一隻でも沈めるなら協力しないと脅されたのか、なんらかの理由で入れられなかったのだと思います。
    (実際、空自からは、戦闘機を落とす描写があるなら協力しないとクギを刺されていたそうです。だから墜落するのは米軍機と無人機だけ)

  8. とっしゃん より:

    いつもこの手の話題になると、「見てません、たぶん見ません」としかコメントしてなかった僕がですよ、この僕がですよ。
    観ちゃった。
    家族で出かける日に、一人で無理くり観に行って、嫁にめっちゃ怒られたましたけど、後悔はしてません(笑)
    観ている間中、「気持ちわる」とか「こわ」とか「すご」とか「つよ」とかバカな感想ばかりを抱いておりました。
    僕も逃げ惑う一般市民になりたかったです。

  9. ダンコン より:

    諦めて映画館に行きました。最初、       を見た時「あぁこいつは  かなんかで          」と思う、よくいる客として。お二人のネタバレを聞くまで   の存在を全くもって失念しておりました(博物館行ったのに)。「でもまぁJUSさんとタケヤリさんが常に正しいわけじゃねーし!」と開き直り。
    とりあえず何より石原さとみさんですよ。石原さとみが出演される事によって得られる広告効果。石原さとみが出演される事によって得られた様々な便宜。石原さとみの巻き舌が図らずもこの作品のカルト化に拍車かけ。上映中ただひたすら自衛隊の出動と彼女の早期退場を願った私としては、                 、ディレクターズなカットverを所望します。
    そして、見る決心をする前にツイッターで流れてきた、                              。あれがなければ。これがなければ。もっともっと楽しめたのに。「トップをねらえ2」の本土決戦用特別攻撃最終質量兵器ですっころびながら驚いたあの感動よもう一度、だったかもしれのに。それが嫌なら初日に行くしかないんでしょう。ネタバレの程度もあるんでしょうけど、やんわりな程度でさえ堪えました。
    振り返るとゲロゲロぼえぼえ放射熱線シーンばかり反芻して、それなりの満足感を幾度もかみしめております。あれはよかったなぁ~。よかった。うんうん。そしてまた、冒頭、瓦礫から一目散にかけるサラリーマンの姿に、忘れてはならないトラウマを再び刻んでもらいました。
    会議で広がった被害もあれば、会議で守られた民主主義も確かにあった。みんな頑張ってた。私も頑張ります。

  10. JUS より:

    >関大佐さん
     東京湾については僕も観ていた際に思いました。
     一応、今は「アクアライン浸水によってソナー探査がむずかしくなってたんだろう。うん、きっとそうだ」と思う様にしております。
     それにしたって上陸阻止出来ていないというのは変ですよね。
     でも、そうでもなければホントおかしいくらい海上自衛隊が活躍してないですもんね。
     疎開の時にいずもだかが映ったくらいで。
     僕が不満なのは海上自衛隊の件と、SPEEDIですね。
     以前に放送でも言ってましたが、SPEEDIって地震の際 問い合わせに対して全ての情報をオープンにしていたので『シン・ゴジラ』の描写は実態とは正反対です。東日本大震災の時は、米軍はその情報を信頼していたのに対して、おそらく内閣諮問機関が悲観的観測への忌避感からデータを無視しただけですから。
     なお、そのSPEEDIの情報公開を支持した人は今は自民党にいるので、今でも東日本大震災の時と同じ態勢のままだと思うんですよねー。
    >とっしゃんさん
     お、僕と同じでこっそりと。
     なお、僕は今 妻に「こいつゴジラ観に行きたがらへんの不自然やな」と思われている模様ですw
     いやー、しかし「気持ちわる」「こわ」「すご」「つよ」はとてもとてもまっとうな感想じゃないですか。
     全ての設定はこれを思わせるためのふりでしかないですから、胸を張って「すご!」で全然いいんだと思います。
    >ダンコンさん
     ダンコンさんは別に文字を空白にしなくても大丈夫ですw
     何書いてるか判るけどw
     あれですよね、石原さとみの部分は「石原さとみをいっそのことルー大柴に代えちゃったらむしろ違和感ないんじゃないか」というディレクターズカットですよね?
     僕もそう思います。
     今回のネタバレはホント、ああそうだ庵野秀明はバスターマシン3号とかの人だったという新鮮な思い起こしを減じますよね。
     とりあえず僕は今、『タマフル』も確認を終えて『シン・ゴジラ』について音声で最も面白く語った男という自負が胸にあるので超頑張れます。
     次の役員会で権限増えるっぽいので俺も会議しまくるぞー、とw

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